この記事の内容は、YouTubeで30台分のスランプグラフと一緒に解説しています。
高設定に期待したくなる数字ですが、この台は設定2です。
マイジャグラー5の設定2の営業データを、時系列順に30台分確認しました。結果の良い台だけを選んだものではありません。その中で、REG確率が300分の1より良い台は4台ありました。
確率計算でも、設定2が30台あり、全台を8,000回転まで回した場合、REG確率が300分の1より良い台は平均約3.2台です。8,000回転でもゼロにはなりません。
全部設定2でも、REGの良い台は現れる
今回用意したのは、マイジャグラー5の設定2の営業データ30台分です。時系列順に抽出し、回転数が少ない台や、結果が悪かった台も、そのまま含めています。
30台分の集計結果
▶ 30台の個別データはYouTubeで公開中| 項目 | 今回の30台 |
|---|---|
| 総回転数 | 93,900回転 |
| BIG | 310回(約1/303) |
| REG | 235回(約1/400) |
| プラスで終わった台 | 30台中9台 |
全体ではマイナスですが、プラスで終わった台も30台中9台あります。
REG確率が300分の1より良かった4台
REG確率300分の1は、「この条件を満たせば高設定」という意味ではありません。設定2でもREG確率の良い台はどのくらい現れるのかを見るための基準です。
| 台番 | 回転数 | REG(確率) | 差枚 |
|---|---|---|---|
| ④番台 | 7,705G | 33回(1/233) | +1,141枚 |
| ⑦番台 | 5,323G | 18回(1/295) | +739枚 |
| ⑳番台 | 5,270G | 18回(1/292) | −2,105枚 |
| ㉑番台 | 6,257G | 22回(1/284) | −559枚 |
4台とも設定2ですが、REG確率はすべて300分の1より良い結果でした。
④番台は、設定6の公表値である1/229.1に近い結果でした。㉑番台も、設定4の公表値である1/290.0より良い数字です。
5,000回転以上の4台は、すべてREGが良かった
今回、5,000回転以上の台は全部で4台。その4台すべてが、REG確率300分の1より良かった台です。
REG確率が良いと、高設定に期待して打ち続ける理由になります。今回の4台も、REGの良さが稼働につながった可能性があります。
営業終了後にこの4台だけを見れば、「多く回っているし、REGも良い。高設定が使われていたのではないか」と感じるかもしれません。しかし、今回はすべて設定2です。
設定2が30台あれば、REGの良い台は何台出る?
マイジャグラー5の設定2のREG確率は、385.5分の1です。この確率で毎ゲーム独立して抽選された場合に、REG確率が300分の1より良くなる可能性を計算しました。
条件は、30台すべて設定2。途中の結果が良くても悪くても、全台を同じ回転数まで回すものとします。
| 回転数 | 必要なREG回数 | 1台あたりの確率 | 30台中の平均台数 |
|---|---|---|---|
| 2,000回転 | 7回以上 | 約26.6% | 約8台 |
| 5,000回転 | 17回以上 | 約16.2% | 約4.9台 |
| 8,000回転 | 27回以上 | 約10.6% | 約3.2台 |
※設定2のREG確率1/385.5を用いた二項分布による計算
回転数別・30台中の平均台数(REG確率が1/300より良い台)
8,000回転まで回しても、設定2のおよそ10台に1台は、REG確率が300分の1より良い結果になります。
もちろん、毎回必ずこの台数になるわけではありません。同じ条件で何度も繰り返したときの、平均の台数です。また、2,000回転でREGが良かった8台が、そのまま5台、3台と減っていくわけでもありません。それぞれの回転数に到達した時点で比較しています。
30台の中から探すと、見え方が変わる
8,000回転でREG確率が300分の1より良くなる確率は、1台なら約10.6%でした。しかし、独立した30台のうち、少なくとも1台がこの条件を満たす確率は約96.6%です。
1台だけなら約1割の結果でも、30台分を見れば、どこかにその結果が現れることは、計算上かなり起こりやすくなります。
ただし、この96.6%は「見つけた台が設定2である確率」ではありません。全台設定2という条件で、REGの良い台が1台以上現れる確率です。
実際の営業データとは条件が違う
今回の計算では、結果に関係なく全台を同じ回転数まで回しました。しかし、実際のホールでは、高設定に期待できないと判断された台は途中で動かなくなり、REGの良い台は、その後も打たれることがあります。
全台を5,000回転まで回した結果と、営業終了後に5,000回転以上動いた台だけを見た結果。この二つは、同じ条件ではありません。
出ている台が、高設定とは限らない
| 台番 | 回転数 | 差枚 | グラフの推移 |
|---|---|---|---|
| ④番台 | 7,705G | +1,141枚 | 前半マイナス→後半上昇 |
| ㉑番台 | 6,257G | −559枚 | 前半プラス→後半下降 |
| ㉒番台 | 4,636G | +589枚 | ほぼプラス域で推移 |
同じ設定2でも、見る時点によって、台に対する印象は大きく変わります。
④番台:前半マイナスから、後半に持ち直した
低設定でも、このように後半に大きく持ち直す展開はあります。
前半はマイナス域で推移し、3,000回転台ではマイナス1,000枚付近まで下がっています。その後、4,000回転を超えたあたりから大きく出玉を増やし、最終的にはプラス1,141枚で終わりました。
マイナス1,000枚付近まで下がったからといって、その後に出玉が増えやすくなったわけではありません。それまでのマイナスを取り戻すように、抽選確率が変わることはありません。
㉑番台:前半プラスから、後半に出玉を減らした
④番台は、前半に出玉が減り、後半に増えた。㉑番台は、前半に出玉が増え、後半に減りました。
序盤からプラス域で推移し、3,300回転付近ではプラス1,000枚を超えました。しかし、その後は出玉を減らし、最終的には6,257回転でマイナス559枚。REG確率は約284分の1でした。
㉒番台:プラス域を維持して終わった
設定2でも、このようにプラス域を維持して終わる台はあります。
ここで、「やっぱり設定2だから、最後には出玉を失うんだ」と考えるのも違います。㉒番台は、序盤からほぼプラス域で推移し、最終的には4,636回転でプラス589枚でした。
右肩上がりだから高設定、右肩下がりだから低設定とは判断できません。ジャグラーの設定判別では、グラフの形よりも回転数やREG確率を重視してください。
営業視点では、スランプグラフを見て「打ってみよう」と稼働理由に繋がるお客様も多くいます。ただ、グラフで台選びをしていると、「この形なら次は上がる」といったオカルトの発想にも繋がるので注意が必要です。
30台合算の確率と公表値
| 項目 | 今回の30台 | 設定1公表値 | 設定2公表値 |
|---|---|---|---|
| BIG確率 | 約1/303 | 1/273.1 | 1/270.8 |
| REG確率 | 約1/400 | 1/409.6 | 1/385.5 |
特にBIGが下振れし、REGは設定1と設定2の公表値の間に収まりました。
設定差のあるREG確率は、試行回数ありきですが分かりやすい。一方、BIG確率は注意が必要です。
「ここまでBIGを多く引いているから、この後もBIGが引けそう」「REGは良いのにBIGが引けていないから、そろそろ追いつくはず」。そう感じても、同じ設定であれば、次の抽選確率が変わることはありません。設定2なら、その後も設定2の確率で抽選されます。
過去のデータから考えるのは、どの設定が使われているかです。グラフの形から、次に出玉が増えるタイミングを探すことではありません。
ホール選びで見るべきポイント
REGの良い台がある。出玉が付いている台がある。それだけで、そのホールが高設定を使っているとは判断できません。
ホール選びでも、SNS上で毎日良い台が1台あるから高設定が使われていると判断せず、全体のREG確率や複数日にわたる傾向を確認してください。
REGの良い台を避けようという話ではありません。低設定でも良いデータになることを理解したうえで、高設定を期待できる根拠と合わせて選ぶ、ということです。
YouTubeで解説しています
30台分の全データと、②〜㉚番台のスランプグラフは動画で公開しています。冒頭の④番台が、どのようにREG233分の1まで伸びたのか。グラフの動きと一緒にご覧ください。